「笛吹き童子」がやってきた

Amperexの6DJ8というオランダ製の球は、真空管が笛を吹いている絵が描かれているために「笛吹き童子」とよばれ、すこぶる評判がいい(Amprerexの球にはみんな「笛吹き童子」がいるのだろうか)。8月に球アンプに替えた当初は、「笛吹き童子」といわれても何のことかさっぱりわからなかったが、自分のアンプに使われている真空管の型番くらいは言えるようになった最近では、そうした情報が気になる。その笛吹き童子のusedが先日ヤフオクで3本セットで出ていたので、ものは試しに手に入れた。NOS管だと1本3800円くらいするようだから、貧乏人の初心者にはusedで十分だ。気に入ればそのうちNOS管を買えばいい。届いた3本のうち1本は音は出るがノイズがひどくて使い物にはならなかったが、1本分とちょっとで2本が使えるのだからよしとしよう。
で、さっそくSA-5.1のLineステージの2本をPhilipsのJAN/6DJ8から交換した。なるほどPhilips製とはかなり傾向が違った音がする。とくに高域がすっきり気持ちよく伸び、余韻がきれいだ。中音域もふくよかで気持ちがいい。ただ、低音域の力強さはPhilips製のほうに分がある。音色そのものは、philips製に比べて品がいいというか、どこか懐かしい感じの音色だ。逆にいえばphilips製のほうが輪郭のはっきりした現代的な音色といえるかもしれない。まだ限られたソースでの印象なのでしばらく「笛吹き童子」と付き合ってみることにして、次は、mandanaさんお勧めのMiniwatt製のPCC-88とも比べてみよう。


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