ソンタグが…

今でもときどき気になってめくってみることがある愛読書『反解釈』の著者、スーザン・ソンタグが亡くなった。デリダが他界してからそう間もないというのに、学生時代に影響を受けた思想家二人が相次いでいなくなってしまった。「キャンプ」という概念を使ってポップカルチャーを論じた鮮やかさに、ゾクゾクしながら読んだものだった。有名な『写真論』は出た当時はあまリピントこなかったが、その後の彼女の著作や発言を読むと、なるほどと思わせる部分がある。読み返してみるつもりだ。