かるく発作

昨日「かるくヤヴァイ」なんてこと書いたら、きょうは地下鉄の終電に乗ったら、意識が朦朧としてきて軽い心臓の発作がおきた。洒落にならない。症状そのものは、しばらくすれば回復するのはわかってても、場所が悪い。それを我慢して電車に乗り続けていれば座り込んで意識をなくすかぶっ倒れるかして、電車を遅らせることになるのは何度か経験済みなので、早々に下車する。駅を出てしばらく歩き、タクシーに乗って帰ってきた。
発作とはいっても、医者にいわせれば、問題は心臓じゃなくてストレスだというのだが、脈が早く&弱くなって、結滞もすれば、やっぱ不安になるというものだ。こうなるたびに、「その時」がやってきて、星飛雄馬の大リーグボール3号の腕の腱のように、いつかぶち切れるんだろうなんて思う。あのファイル消しときゃよかったとか、鞄の中に入ってるグレーゾーンの私物を始末しなくては、なんてことまで頭をめぐるわけだ。
しかし、実際には「その時」は決まって来ないわけである。きょうもタクシーに乗ったら気分がすっかり楽になった。人の体臭やタバコのにおいもない新車の個人タクシーだったので、快適な帰宅時間を過ごした。
それにしても、発作の牽引となる電車内や駅の風景というのが何か得体の知れない無意識とやらを刺激するに違いないのだが、その正体はいったい何なのだろう。

精神的に不安定な状態が続くと、体調までおかしくなる。

で、いまはといえば、エマールのピアノでラヴェルエリオット・カーターの曲を聴いているのだが、すこぶる気分がいい。
こういう時は、早く寝ろ、というのが奥さんの口ぐせだが。ラヴェル:夜のガスパール