穏やかな週末の一日、読む本の理解スピードの鈍化に酷使した脳細胞の死滅を憂いリハビリを誓う

ようやく穏やかな週末を迎えている。
昨晩は事務所からの帰りに自分へのちょっとしたご褒美として、いつもより少し驕ったワインとチーズを買ってかえったら、都合のよいことに頂き物の高級和牛があったので、ちょっと贅沢な夕食にありつけた。おかげで、ワインは進むし、奥様と話し込んでワインを2本開けたら寝たのはけっきょく2時頃だった。「早く寝なきゃダメyo」と言いながらお酒が入ると、そんなことおかまいなしに止まらなくなるのが、うちの奥様の習性である。
たまりにたまった睡眠不足とアルコールの酔いで昨晩は本当にぐっすり寝たのはいいが、いきなり8時間以上寝たせいか、目が覚めたら背中が痛かった。軽くストレッチをして一日の開始。家の近くに古くからある蕎麦屋の冷やしたぬき蕎麦で腹ごしらえをして、天気もいいので、先週から予定していたとおり、奥様と新宿伊勢丹に衣料品の買い出しに出かけることにする。いつも乗っている都営新宿線新宿三丁目まで。紳士ものバーゲンセールで通常価格の半額のシャツ類とインナーを中心に数点買い込む。
ところで、このところの徹夜つづきで、脳細胞がかなり死滅しているようだ。行き帰りの地下鉄の中で、一週間ぶりに読んだ読みかけの本が頭になかなか入ってこない。地下鉄のなかで哲学書を読むのもどうかとも思うが、ジャンルの問題ではなくて、文字面と書かれている内容のコンテクストがうまく結びつかないのだ。もともと本を読むペースは遅いのだが、理解するのにいつもの倍以上の時間がかかる。うむむ、これは由々しき問題である。ただでさえ脳細胞は減少傾向にあるというのに、あきらかにこの1週間でいつもの数倍の脳細胞を死滅をさせているにちがいない。やはり、本を1ページもめくれないほどの仕事漬けは、体にとっても頭にとっても百害あって一利なしということを、改めてかんじた。夕食後、久しぶりに聴いた音楽も、いつものように音や音楽の細部の肌理におもいがめぐらず、うわすべりしている。
というわけで、はやく脳細胞の疲労をやわらげないと。まずは、2〜3日、じゅうぶんな睡眠と音楽で脳味噌のリハビリをすることにする。