入力端子

SA-5.1のLine真空管を笛吹き童子に交換したあたりから、SA-8の端子結線不良のときのように、右チャンネルからガサガサ音が出るようになった。「古いアンプはまず蓋を開けろ」の経験則の則ってあれこれ調べた結果、プリの右チャンネルの入力端子の接触部あたりがやはり怪しい。プラグを回したり揺らしたりするとガサガサする。で、本日帰宅後に確認のために電源を入れたら、ありゃ、右チャンネルの音がまったく出ない。端子の結線にはテスターチェックで断線がないことを確認したので、端子が逝っちゃったらしい(そんな簡単に端子が逝かれるのだろうか)。で、テスターを突っ込んでチェックしたら、なんとコールドとホットが短絡しているではいか。これでは信号が流れるわけはない(んですよね。こういうのを抵抗が∞っていうんだっけ?)。
KMQ60の交換用に買っておいたRCA端子はあるものの、いきなり愛しのSA5.1の端子交換かよ。しかも、逝かれた端子のシャーシ内部のコールド側はご丁寧にべったりと1cm四方がハンダで固められている。まず、こいつを溶かして吸い取るのだろうが、吸い取り線で対処できる域を越えてるような気がするが、どうなのだろう。小心者の俺には正直、いきなりSA5.1に手を入れるのは怖い。つくづく工作に慣れておけばよかったと、頭を抱えている。俺の周りに工作が得意な人間がいれば、酒でも奢るから頼むよ、といいたいところだが、まさに昨日書いたように、残念ながらあてはない。今週末は、恐る恐る修理となるだろう。自分の女房を全身麻酔の実験台にして乳癌の摘出手術をした華岡清洲の心境だ。
いま思い出したが、mandanaさんは、たしかSA-3の入力端子を交換されていたような記憶がある。おそらく同じ端子の付け方をしているだろうから、もしこれを読んでいただいたら、べったりと固められたハンダの除去はどうされたのか、ご教示をお願いできませんか。