リレー回路など

で、気をよくして聴いていたらSA-8の電源部と整流回路の間のリレー回路がぶっ壊れた。しばらく前から右チャンネルのリレー基板の接触が悪く右のスピーカから時折、ガサガサ音が出ていたのでそのたびにリレー基板をグリグリして何とかごまかしていたが、昨日からリレー・スイッチがまったく作動せず、いきなり入力状態になるようになり、右チャンネルから音が出なくなった。まだよくわからんが、コンデンサが充分に電流を溜め込む前に高電圧が回路内に流れることになる(んでいいのかな)と、これはさすがにヤバイよな。理由はわからないが、プリでミュートしてもノイズは交じるものの左チャンネルは通常の音量で鳴っているし。アース電圧もかなり変わったようで、プリの電源を切ると盛大なハムがスピーカーを直撃しアースリンクを調整したくらいでは収まらない。といわけで、SA-8はさっさと諦め、久しぶりにKMQ60をつなげた。音の厚みや臨場感を伴なったリアルさではSA-8に遠く及ばないが、左右の音のバランスや音の定位はKMQのほうがいい。何よりすばらしいのはノイズが皆無に近いことだ。中音から高音にかけての帯域バランスが生の音とはだいぶ違うし、沈み込むような低音も出ないし、こちらにぐっと迫ってくるよりも奥に音場を形成するために音が遠く感じるが、たとえば小さなフルレンジなんかで鳴らせば、いまよりもずっと個性を生かせそうな気もする。
それにしても、どうして右チャンネルのリレー回路がいかれたら、プリでミュートしても左チャンネルから音が出るようになったのだろう?