うなり

ウェーベルンの音楽が好きでよく聴く。音楽における点描主義といわれることもある新ウィーン楽派のこの作曲家の中期の作品は、極端に切り詰められた構成で、音は沈黙を生むために空間という素地に置かれる音楽なのだが、さすが、こういう音楽となるとトランスのうなりが気になる。しかも、最初に設置したときよりも明らかに大きくなっている。昇圧トランスを使わないほうが若干だがうなりは減るから、音云々ではなく、うなりを軽減するために100Vで鳴らしているが、それでもこれだけの唸れば、音にも影響が出ているだろう。俺に考えられるのは、OPTが電源トランスの磁束の影響を受けて誘導ノイズを発しているか、トランスの取り付けネジが緩んでいるかくらいなのだが、前者について言えば、mandanaさんがお使いだったときにはトランスの唸りはほとんどなかったということだから、移動の最中にネジが緩んだのかもしれない。明日にでも底板を外してみるか。