入門書

いまY社の本を企画編集しているので、例の本を倉庫から取り寄せてもらい購入した。自分が担当した本を購入するというのも変な感じだが、もともと自分が編集した本を手もとにおいておく習慣がなかったので仕方がない。それにしても、「なんだよぉ。知りたかったことがほとんど書いてあるじゃん」てなもんで、つくづく人は知りたいことしか知り得ないんだと思う。企画したのは社外の人だったし、実質的に原稿整理と割付け指定と校正しか手掛けていないわけで、当時は「俺は一生こういう本は必要ない」と思っていたのだが。

ほんとにわかりやすくていい本だ。もっと早く手に入れておくべきだったな。必要な情報が書いてあるのかどうかすらまったく覚えていなかった俺も俺だし、こういう知識が必要な状況に自ら踏み込んでしまった自分が可笑しい。