Auricap

昨日仕入れたAuricapをTU873LEに装着した。基板のスルーホールが小さくてAuricapのリード線が入らないので、裏側のランドに直にハンダ付けして露出させた。グリッド側が黒でよかったんだろうか?

あとで見てみたHPによれば、どうも手前はDCカット用らしいのだが、しかしそもそもカップリング・コンデンサって抵抗と抱き合わせてDC成分をカットするために入れるんじゃないのか? 抵抗を介して6SN7のグリッドににつながっているんだが、ようわからん。位相補正用だと思いこんでいたプレートから出ているワンペアがもう一方のカップリング・コンデンサらしい。ま、悪さをするわけではないし、回路についてはそのうち理解できるだろうから、当座はもう一組買ってきて付け替えすればいいだけの話だが。
で、音の変化だが、帯域が広がったように高域低域ともによくのびる。昨日交換したエレハモの6SN7が高域寄りのせいもあって、高音が出過ぎてる気もするが、音の密度と溜が出てきて臨場感がかなり向上したために(とくに奥行き側と上下の音場がずいぶん広がった)、それほど気にはならない。高域については、1543球DACが高域にキャラクターが乗るのでそのせいもあるしな。
というわけで、結果としてid:Naryさんにアドヴァイスしていただいたように、段階を踏んで交換ということになってしまった(笑)。300BのカップリングががAuricapだから、6SN7を別のものにしても面白いかも。Musicapは高すぎるから、たとえばWIMAかASC、EROあたりで試してみるかなぁ。Auriがどちらかといえば解放系だから、密度や臨場感を殺さずに逆に深く渋めの方向に振れればいいのだが。