ハムノイズ

お騒がせしたTU-876LEのコンデンサと抵抗の交換だが、こうなると意地でもやりおおせたくなり、昨日仕事を抜け出してスケルトンの33Ω/2W(本当はKeyのものが欲しかったのだがあいにく33Ωはない)と、platycerusさんのオススメにしたがってカソード抵抗の手前のセメント抵抗1KΩをDALEのメタルクラッドにすべく、大きさも手ごろな25Wものがあったので買ってきて交換した。昨日の問題は上手く解決して、ゲインも確保できたし音のひずみもなくなったが、今度はブーンというハムノイズが出る。カソード抵抗に問題があるとは思えないので、メタルクラッドの取り付けを疑っている。こいつは意外に場所取りでセメント抵抗があった場所だと300Bのカソード抵抗が邪魔をして取り付けられないので、基板の裏ではなく表(300Bのすぐ脇だ)に取り付けたのが問題ではないか、と結論付けたところで鳥が鳴きだして時間切れ。
DALEのメタルクラッドは無誘導型とそうでないものの2種類があったが、値段が倍違うので、ケチって無誘導型を買わなかったのがいけなかったのかもしれないな。家に帰ったら、リード線を長めにして基板の裏側に戻してみるが、それで上手くいかなければもとの安物のセメント抵抗に戻すしかないだろう。
で、音のほうは、低音の量感がぜんぜん違う。ちょっと出すぎてバランスを崩している気もするが、抑え気味で丸くなった高音も含めて、エージング待ちだろう。高域は、よく聴くと伸びるところは伸びているから、全体的こなれてきて、低域と高域のバランスも整えられてくるのを期待。音色的には、全体的に控えめなしっとりした方向に変わった。樽スピーカの音が、ちょっとDALIっぽくなったというか、悪く言えば元気がなくなった感じもするが、これもチョイ聴きの印象だからあてにならない。おそらくこうした音色の変化はカソードのケミコンをBGにしたためではないかと勝手に思っているが、BGははじめて使うので本当のところはわからない。とにかく音の評価の前に、問題はハムだ。
[追記]ハムバランサ(9.15)
platycerusさんのご忠告に従って「ハムバランサー」についてあれこれググってみても、VR抵抗で調節するものばかりで、とりあえず理解の手助けにはなったが煮え切らない。で、諦めかけてたところでヒットしたのがここ↓ 最後にいちばんわかりやすくポイントをついた解説に当たった。なるほど…。事後のためにここにメモっておくことにする。
http://www2.ocn.ne.jp/~matunami/adobaisu.html