昨日からの話で、わざわざ「フレンチのコロッケ」にこだわっているのは、クラシック音楽が「徹頭徹尾オリジナルの再現芸術である」ということに関連させたいからだ。そこには「フレンチ=高級」「町のコロッケ屋=その反対」という意図は、これっぽっちもない。町のコロッケ屋のコロッケが旨いと思うのは、本来のレシピとはまったくことなる独自のクリエイティヴィティがあって成立しているからで、レシピそのものが持つ重要性がフレンチと町のコロッケ屋とでは違うというだけのこと。そのためにレシピやクラシック音楽の成立過程を註で書いたつもりだ。(説明不足がある点はご容赦願いたい)
同様に「クラシック=高級」「ポピュラー音楽=そうでないもの」という序列化の意図もこれっぽっちもない。もともと成立過程も譜面遵守の仕方もちがうのだ。成立過程の違うものを比較しても意味はない。

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