あなたに著作権を語る資格はない

http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20061019-105561.html

 以前から、松本零士の異常なまでの著作権擁護の姿勢には疑問を感じていたが、ここまで来ると嫌悪にすらなる。
 
 この記事のとおりを主張すれば、たとえばメーテルの別れの有名な言葉、
「あなたの青春と一緒に旅をした事を、私は永久に忘れない。」
 はどうか。
 高校生のころ、俺もほとんどそれに近いクサい科白を交換日記してた女の子に書いた覚えがあるが、それは出版されてないから松本に著作権を主張できないな(笑 しかし、こんなことばなど、出版された俺たちの知らない三文小説や、マンガに腐るほどあるだろう。松本はそれらに対して著作権を主張されたら、日本全国いちいち謝罪してまわるのか。
 それとも、著作権が犯されたと暗に主張するセリフは、そんなに独創的なのかな。
「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」(槙原の歌)
「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」(松本のセリフ)
 どうよ。
 
 ま、そんな表現が独創的だと思っているおめでたい野郎だということだけはよくわかったが、ことばの文化をバカにするのもほどほどにしろってんだ!