悩ましいこと

最近、調子の良かったSA-5.1だが、バイアンプなんて柄にもないことを実験してから、また歪みが出るようになってしまった。配線をいじったりしたことと因果関係があるかどうかはわからないが。そうなると、歪みの出るSA-5.1のメンテとハムの乗るSA-8のメンテのどちらを優先させるべきか、また悩むはめになってしまったが、とりあえず、SA-8の電源回路の電解コンを先日手に入れたELNAのものに交換して様子をみることろからだろう。このところまとまった時間が取れないことと、初めての部品交換ということで、ちょっと二の足を踏んでいたが、いよいよ手をつけないとこのままズルズルしてしまいそうなので、週末に交換してみるつもり。
あとの問題は、部品調達用とオーバーホール用にとっておいた資金が本とCDに化けてしまったことだ。自分で本を作っておきながら言うのもあれだが、最近の人文書は読者が極端に減ったこともあって、相対的にひじょうに高い。ちょっとした本を数冊買えばすぐに万単位の出費になる。本の出費ぐらい事務所の経費でまかないたいところだが、貧乏事務所だから直接仕事に結びつかない本に経費を使うわけにはいかないのがつらい。Dynamicap数本と本一冊を秤にかけるなんてことはしたくないのだが、オーディオに金を使うようになってから、買う本の数がめっきり減ってしまったことに危機感を感じてしまった末の出費である。
というわけで、メンテ用の部品調達は来月末まで待たざるをえず、そこで調達した部品を修理会社に送ってオーバーホールしてもらうということになりそうだ。カップリングコンデンサの交換ぐらいなら挑戦してもいいが、オーバーホールとなると初心者には荷が重過ぎる。それまでには、プリとパワーのどちらのオーバーホールを優先すべきか答えも出ているだろう。
本もオーディオも所有することに幾許かの快感を見出すという意味では、どちらも御し難い。