愛妻弁当とオーディオの接点

最近、事務所に電子レンジを入れた。主に弁当を温めるためだ。子どもが中学校に入学して弁当持参となったことで、ついでに俺も週に2,3回の割合で作ってもらっている。寒い冬に冷たい弁当だと何かさもしい気分だったが、温かい弁当はなんとなく雰囲気も和むし、夜もちょっとした調理ができるようになり、重宝している。で、今日弁当を食べながらいまさらながら気づいたのだが、弁当箱の中のアルミホイルにくるまれた惣菜は電子レンジでは温められない。そうだ、電磁波が遮られるのである。かなりの数のオーディオマニアが、インダクタンスを回避したり誘電ノイズ対策などといってケーブル類にアルミホイルを巻いたりしているそうだが、実際に、こうして惣菜が冷たいことを実感すると、けっこう効果はあるのかもしれない。とはいっても実際問題、どこでインダクタンスや誘電ノイズが生じているのかなんてわかるほうがめずらしいだろうし、ケーブルを平行にしないなんて、実用には向かない。結果、すべてのケーブルをアルミホイルを巻いてなんていうパラノイア的な状況に追い込まれてしまうだけじゃないのかな。
しかし、電気知識のない俺がいくら考えてみたところで、問題の核心には近づくことはできず、せいぜい弁当箱のアルミホイルをながめて、なるほどなぁ、と中学生が理科の実験結果を見て感心しているくらいの反応しかできないわけだが−−。最近、ここでちょっと勉強している。http://www.miyazaki-gijutsu.jp/