対峙と休息

上の文章を受けて「音楽はなんにために聴くか」で始めてもいいが、パワーアンプを代えてから、気軽に音楽を聴けなくなった。音の再現性については以前書いたとおり申し分ないが、リアルであるがゆえにBGMっぽく聴くことを許さない厳しさがあるのだ。それはもちろん好ましいことなのだが、仕事に疲れてひたすら気楽に音のシャワーに浸って癒されたいというときには、ちょっとむかない。あたり障りのない演奏のCDをかけても、演奏者の存在感が音になって感じられてしまうので聴き流せないのだ。たまには気軽なプログラムのポピュラー・コンサートでも聴こうと会場にいったら、思いのほか熱演で、思わず身構えて聴いてしまう経験に近い。これはこれで、メインシステムとして追い込んでいけばいいわけだが、こうなってくると、KMQ60を使った日常的に気軽に聴けるサブシステムという話が俄然リアリティをもちはじめるなぁ。万年金欠の身には、またまたきつい課題だ。
明日は、GWに必ず顔を見せる友人がワインを持って新しい音を聴きにくる。俺の手料理でもてなしだが、まだ何もメニューを考えていない。どうしようか。