じんそんDAC(その5)

音が出た。思わず頬がゆるんで、いまも緩みっぱなしである。結局、音が出なかった原因は、CS8414のハンダ付けの甘さだった。ほかの部分をチェックしているうちに、8414や周囲のOSコンがいくらなんでも熱過ぎるので、ピンとスルーホールをひとつひとつチェックしたら、ほとんどのピンがちゃんと通電していなかった。ご丁寧に、レギュレータからきているピンは通電していたから、気付くのが遅れたわけだ。せまい間隔の隣のピンを気にしすぎてハンダの盛りが少なかったようだ。なるほど、8414の基盤のまわりにたくさんスルーホールがあるのは、ちゃんとチェックするためだったのかなんて、いまさら気付いた。ふつうのRCAでも、ちゃんとかどうかは分からないがふつうに音が出るなんてことも。それにしても、ピンをひとつずつ通電チェックしながらのハンダ付けだったから、年寄りの目にはつらい作業だった。疲れた。もう朝だし、ちょい聴きしかしてないが、いい感じである。詳しくは明日。
platycerusさん、Naryさん、そしてCHICAGOさん、本当にありがとうございました。