アンプの脚

さて、いつもの気分に戻って、きょうの小ネタは805AAパワーアンプの脚。トランスのねじを締め直してみても、やはりブーンというトランス・ノイズは収まらないので、根本的な解決にはまったくならないが、気休めにアンプの脚でも替えてみたら少しは違うかなと思い、またまたよっこらしょと30kgを持ち上げて既存の脚を取り外しにかかった。いやぁ、先日底板を外した時には気付かなかったが、まさかプラスティックだとは思わなかったよ。真鍮製のように見えていたのはまわりに真鍮テープを貼っただけで、内側もスカスカである。外装の重厚さとこのチープさの落差には笑ってしまう。Meixingのほかのアンプの写真などを見ると、真鍮製のスパイクを標準で付けているものもあるようだから、別の部分に金をかけたのだろうが、事務所の6万円で買ったONKYOのミニコンセットの脚にも遠くおよばない。そこで、外した脚のかわりにGOBANとコーリアンの間に挟んでいた桜材にブチルを貼ったインシュレータをかませてみたら、これがすごくいい。ピアノのタッチなんかぜんぜん違うし余韻が美しい。オケものにもさらに質感と臨場感が加わって思わず顔がほころんだ。大正解である。
しかし、トランスのノイズは変化ない。トランス本体が見えればいくつか対策はあるようだが、対策を講じようにも、頑丈なトランスカバーを外すにはかなりの覚悟がいるし、その前にどのナットをいじればカバーが外れるのかの見極めが難しい。俺みたいな素人が手を付けるべき範疇ではないような気がする。どうにかならないものか。