製作開始

やらなければならない仕事もあるんだが、目の前に300Bキットがある生殺し状態に耐え切れず昨日、制作を開始した。とりあえずパーツをハンダ付けすべき5つの基板の作業までは完了、残る作業はトランス関連と配線、シャーシへの装着。配線作業は、このあたりが回路の骨格となるのだろうから、一つひとつ俺なりに回路図も見ながらの作業になる。別に回路図なんて見なくても組み立てなんかできるようになっているんだが、これも勉強である。
基板作業そのものは、あらかじめすべてのパーツ類を仕分けしてダイソーで3個100円で売っているネジ・釘用の整理箱に納めたので、いたってスムーズ。むしろ仕分けのほうに時間がかかったぐらいだ。パーツ類はいくつか別のものに交換したいと思ったが、それはデフォルトの音を聴いてからのお楽しみにとっておく。それにしてもエレキットのキットは無駄がない。梱包にもまったく隙間がなくて3Dテトリスみたいだし、抵抗類が大雑把ではあるが抵抗値ごとに別のパーツ類といっしょに袋詰めされているため、はじめの段階で読み違いがなければ抵抗の分類も楽。その他、説明書から、実際の組み立て手順までふくめての諸々細かい配慮がいかにも日本の工業製品といった感じがする。なんか、自分で考えるというプロセスが排除された教育プログラムの臭いがしないではないが、落伍者なく目標を達成させるという至上命題のためには、もっとも効果的なんだろう。
なんて論評する前に間違いなく完成させるのが先である。