IC破壊?

さっそく、aqua設計者のkhimairaさんをはじめいろいろな方にアドヴァイスをいただいて、改めて自作のイロハを肝に銘ずるべきであるとおもった。それにしても、今回は一発音出しにそれなりに自信があったんだけどなぁ。
で、家に帰ってきて、いくつか試してみた。まずは、もう一度トランス基板のジャンパを外してみたが、やはりダメ。次はリクロックを手持ちのものに替えてみたけどこれもダメ。根拠のない自信はよくないが、ハンダ付けの問題ではないとはおもうのだ。ということは、IC類を破壊してしまった可能性が高いとおもう。怪しいのはやはりCS8414で、ほかのIC類(ST490A、74AHC374)は温かくなるのだが、こいつが温かくならない。従ってTDA1545にも給電されないということなのだと思う。khimairaさんのご指摘どおりの、通電確認によるIC破壊をしてしまったということかもしれない。やはりSOPは鬼門だな。jinsonさんの1543球のときもこいつのハンダ付けが甘くて初め音が出なかったし…。ま、いつまでも悩んでいても仕方ない。とりあえずCS1545を交換してみることが今できる最良の方策だろう。
ところで、俺のblogはオーディオの失敗談になると急にアクセスが増える。一週間ほどネタアップしなかったので、しばらく下降線をたどっていたアクセス数が、昨日は一気に2倍になった。(笑) 俺みたいな中年男が右往左往しながらオーディオの深みにはまっていく過程はかっこのいいものじゃないし、ましてや人様のためになる情報などまったくないとおもうんだが。反面教師的な意味もあるのかな。何か複雑な気持ちである。 
閑話休題
aqua玉砕の気分直しに久しぶりにブルックナーの初期の交響曲を聴いた(こっちの情報のほうが、俺としては人様の役に立つと思うんだが/笑)ブルックナー:交響曲第2番。後期の作品やそれらを書いていた時期に大幅な改訂を加えた3番や4番といった作品と違って、ゆったりとした気持ちで聴くことができるので、けっこう気に入っている。ただ、演奏がダメだとほんとうにつまらない曲に聞こえてしまうところが、ブルックナー交響曲たるゆえんでもある。その点、スクロヴァチェフスキによるこの演奏は本当にすばらしい。後の作曲家の個人様式の発展の過程もちゃんと視点に入れているので、単なる後期ロマン主義の音楽語法としてとらえてしまうと決定的に誤ることになるブルックナー独自の語法を外していないし、何よりもそうした作曲家の語法にたいする共感と自信が聴いていて気持ちがいい。