奥さんのこと(2)

ずいぶん間が空いてしまった奥さんネタの続きである。本題に入る前に奥さん絡みということで、オーディオ・ネタをひとつ。「わたしがいじれない機械ばかりで昼間に好きなCD(落語)が聴けない」というもっともな不満を解消して、少しでも保身に回る意味もあって奥さん(と息子)用に、最近中古CDPを仕入れた。

TEACのCD-5。外見上の傷も天板に引っ掻いたようなあとがあるだけで、かなりの美品。CDの出し入れもスムーズで、その感触も滑らか。逆円錐形の脚がスパイクを兼ねるという個性的なデザインで、それがほとんど古さを感じさせないのが気に入ったのであるが、いちばんのポイントは安物に見えないことである(笑 どう見ても発売当時で6.5万の機種には見えない。メカ的にSAA7350+TDA1547というPhilipsDACを搭載しているということにも食指を動かされたのだが、ただこのTDA1547というのは、その道に詳しい人によればデバイスとしては「煮ても焼いても食えない代物」だそうで、確かに聴いてみると、解像度も高くないし平板でどうってことない音である。しかし、奥さんが日常に音楽を流したりするぶんには、充分その役目は果たせる。もちろん1.2万で仕入れたなんて言っていない。
というわけで、奥さんはCD-5→TU-873LE→樽スピーカという、それなりにかなりマニアックなシステムで、昼間はめでたく落語を聴いている(らしい)。300Bアンプで落語を聴いている奥さんは、そうざらにはいないだろう。
で、本題といきたいところだが、明日は珍しく早出なので、ここまで。――いつまで引っ張るんだって話だが、期待どおりのオチにはならないはずなので、つまらなくても勘弁してね。