ひさびさのPPPネタ

 友人に頼まれて5670PPPをもう一台つくっている。残すのはシャーシ加工というやっかいな領域なのだが、そのまえにちょっとばかり悩んでいる。
 以前、聴かせた自分用のPPPの音をえらく気に入ってくれたので、初段のカソード抵抗をVSRからKeyの白いやつに変えただけで、そのほかはコピー状態なのだが、まったく音が冴えない。高域が抜けないし、中域の立体感がなく平坦な音なのである。これじゃぁとても渡せない。この音の変化は初段のカソード抵抗を変えたくらいの変化じゃない気がするが、基板上の変更はその一点だけだし、あと変更した部分といえばOPT→SP端子への配線材にスピーカケーブル(BELDENの・718MK2=12G)を使用したのみ。たしかに使用しているOPTの大きさからすれば12Gは太すぎるから、18Gの708のほうがよかったかもしれないということはある。しかしそれが極端な音の変化(劣化)につながるとは考えづらい。
 というわけで、昨晩はそれで頭を抱えてしまった。カソード抵抗をVSRにすればOKとの確信があればすぐにでも調達に走るが、@800円超の抵抗を替えて元に戻らなければ更に悩むことになる。しかし、いま考えられるのはそれしかないか。あとは、ついでにOPTの配線材を708程度にするか。――もしそれらをやっても音が戻らなければ…、残る可能性は俺には考えられない。
 ノイズは出ていないから、配線材による干渉の可能性は少ないだろうしアースの引き回しでもないだろう。おき場所? まさか。