冥王星

 冥王星が太陽系の惑星から除外されるらしい。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060824k0000m040190000c.html
 もともと惑星の定義がはっきりしなかったところへ、カロンだのセレスだのといった矮惑星が発見されたことが論議に拍車をかけたそうだが、この決定に苦笑いしているひとりは、間違いなくコリン・マシューズだろう。
 このマシューズって人はイギリスの作曲家でギュスタフ・ホルスト教会の理事さん。2000年に日系アメリカ人指揮者のケント・ナガノの依頼を受けて、ホルスト組曲《惑星》に新しく「冥王星」を作曲してしまったのだった。この“世紀の蛇足"、いかにもイギリス人らしいユーモアの産物であったが、この事態は予想もしてなかっただろうな。
http://homepage1.nifty.com/classicalcd/cdreviews/2001-3/2001072101.htm
 という俺はまだじつはこの「冥王星」は聴いたことがない。冥王星が「惑星」じゃなくなってみると、これまで聴く気も起きなかったこの曲を聴いてみたくなる俺は、やはり天の邪鬼だろうか。

 ところで、星占いというのはまったくその原理はわからないのだが、冥王星がなくなったらどうなるのだろうか? 1930年以前に戻るのかな。