雑記

読書週間??

先日書いたように、あれこれ聴かねばならない機材はあったのだが、いろいろと聴いているうちに、自分が志向する音とかそれとのかかわり方なんかが、曖昧になりつつあることに気づいて、なかなかうまく整理がつかない。つまり志向も思考も停滞気味なのである…

落とし前

ある程度は予想してはいたが、一部の方にはずいぶんと誤解を与えたようだ。「女声ヴォーカルを聴かない理由」を問われたら、khimairaさんの言うように「好きじゃないから」でもいいんだけど、少なくとも俺には「なぜそうなのか」を自分自身の言葉で説明した…

女声ヴォーカルを聴かない(聴けない)理由

ノラさんとたかはしさんから、なんで女声ヴォーカルを聴かないのかなぁ、みたいな質問があったので、俺が女声ヴォーカルを聴かない理由がどこにあるのか、ちょっと考えてみた。もっとも現実的な理由は、女声ヴォーカルのCDを買う余裕があるならもっとほかに…

大掃除の災難

昨日書いたとおり、きょうはわが家の大掃除だった。いったん始めると細かい部分まできれいにしないとすまない質なので、けっこう時間がかかる。掃除が終わればお疲れさまの家族団欒が続くわけで、けっきょく深夜になって1541球のDAC基板を作るべくパーツを広…

研究員?

まったくオーディオや音楽とは関係ないのだが、きょう昼飯を食いに出てあまりに腹が立ったので書いておこう。 俺は坦坦面が好きで、ときどき近くのお気に入りの中華飯店で坦坦麺を食べる。中国から帰化した先代が神保町の裏通りで始めた店で、いまは2代目が…

パソコン復帰

10日くらいの間に相次いで使用不要になった自宅のi-Macと事務所のWindowsマシンだが、Windowsマシンのほうはjinsonさんに送っていただいたPCの設定を昨日終えてようやく仕事で使えるようになり、i-Macのほうも今朝自宅に戻ってきたので、いちいちPCのために…

弱り目に祟り目

先週自宅のi-macのHDが逝かれたばかりなのに、一昨日こんどは事務所のAptivaのHDが逝った。再度リース会社のエンジニアに診てもらったが、一部のデータは救出されたがいくつかの大事なデータは回復不可能である。自宅のmacが使えないことで仕事の効率が悪か…

カネタタキ

事務所のマンションの玄関を開けておいたら、昨日から部屋の中にカネタタキが入ってきて、夕方になると「チッ、チッ、チッ」鳴きはじめる。いまも、玄関で 風情ある音を聞かせてくれている。この風流ものがどこからやってきたかはわからないが、こんな草もな…

バイオリズム?

なんか、先月あたりからプライヴェートでも仕事でも不測の事態やトラブルがたて続けに起こる。悔しい思いもしている。こういうのをバイオリズムというんだろうか。集中力も散漫になって、音楽を聴いていても面白くないので、最近は深夜にテレビドラマ「24―Tw…

データベース

もろもろの状況が好転しているわけではないが、気力だけでもポジティヴにならんといかん、ということで、昨晩は近くで事務所を構えている仲間と情報交換と称した酒宴を繰り広げたおかげで二日酔いである。ほどほどにせんとな。 で、音楽の話。何人かの方に滅…

猫(18日)

いつもどおり深夜に帰宅してみると、スライド式の門扉にまだ若い猫がパイプの間に足を挟まれて宙吊りになって悲鳴を上げていた。身動きが取れない状態だ。いつもはうちの庭を通り道にして悪さばかりしているが、こうなると放ってはおけない。なめていたわけ…

夏休み

小さな個人事務所なんかやってると、人が連休の時に休むことができない。じゃあ、ほかの時には休んでるのかというと、そうでもない。俺にとって休みというのは、一日の中のある時間帯のことをさすのであって、ある一日とか曜日という感覚ではない。それに、…

暇つぶし

仕事はなんとかやっつけた。が、泣きを入れた当人は終わったらオヤスミモードで、もう寝息を立ててやがる。徒然にid:mandanaさんのblogを読んでコメントを書いたら、急に懐かしくなって以前に書いた文章を読み返した。1990年のものだ。 http://www.hanmoto.c…

E=IR

これを学校で習ったのはいつだったのだろうか? この歳になって物理法則を参照しなければならない状況なんか予想だにしなかったが、AUDIOとはまったく別のところでまたこいつに出会った。中学2年の息子の中間試験が先日終わったのだが、今回の理科Ⅰの出題範…

泣いた…。

めったいにないことだが、打ち合わせのあと直帰して、きょうは9時前に帰宅した。俺がワインとチーズで軽い食事をしている間、奥さんは風呂に入り息子は中間試験の準備で自室。その間、俺はたぶん初めて「プロジェクトX]を定時に見た。番組開始から最後まで涙…

教皇の崩御

ヨハネ・パウロ2世が逝去した。俺は、クリスチャンでもないしどの宗教にも与してはいない典型的な葬式仏教徒だが、けっこうな感慨がある。強大な影響力をもつ宗教組織であれば、ある種の宗教的モメントを神秘化し絶対化しなければならないし、カトリックとも…

ソンタグが…

今でもときどき気になってめくってみることがある愛読書『反解釈』の著者、スーザン・ソンタグが亡くなった。デリダが他界してからそう間もないというのに、学生時代に影響を受けた思想家二人が相次いでいなくなってしまった。「キャンプ」という概念を使っ…

モーツァルト 俺は自律神経系のはたらきが弱いらしく、ストレスがたまるとパニック障害を起こして七転八倒して救急車で運ばれたり、過換気障害をおこして駅のベンチでビニール袋を吸っていたりする。その姿たるや、いい歳したオヤジがシンナーを吸ってるみた…

趣味ということ

学生時代から人に問われて困る質問のひとつが「趣味は何ですか?」というものだ。哲学科で美学なんて専攻していれば、読書とか音楽鑑賞とか美術鑑賞は趣味ではなく研究対象である。テニスとか旅行とかいえればそれなりに格好はつくが、スポーツに興味はなか…

(その日のテーマ)

にとりあえず分類しようと思う。「Stimme」とは「音声(人や楽器の)とか、発言とか論評」などといった意味のドイツ語だ。また、この日記のタイトルを「Waldstimme(森の音/発言)」という多義的なものにしたのは、私の名前の一部に「森」という文字が含まれ…

始めるということはいつでも難しい。初まりには過程も展開も含まれるからだ。「そこに言葉があるから」とヨハネの新約聖書風なことを思い出してもいいし、ヘーゲルの「精神現象学」を思い浮かべてもいいのだが、目的というややこしい概念がつきまとうのがな…